2014年4月7日月曜日

「ゆるむ」について

今日は、カラダとこころ「ほっこり」ランチの日でした。

初参加の方がたくさんいらした今回のテーマは
「(カラダの)重みをあずけて、ゆるむ」

皆さんとお話ししていく中で、気づいたことをメモ代わりに
書き留めておきたいと思います。


身体がゆるむ、というのは、
外から自分にやってきた刺激が感覚をつうじて脳に伝わり、
脳から「脱力してもOk」とのメッセージが、
筋肉などにフィードバックされた結果として、
ゆるみ始めます。

最初に右足をやった後、反対側の足を行うときは
もうすっかり脱力しやすくなっていましたでしょう?
それは、脳からのフィードバックが、
触れられていない側にもすでに伝わっていたから。

細かいテクニックや、
これを何回繰り返すなど回数にこだわりすぎず、
相手の方と「これはどんな感じですか?」など
おしゃべりながら、カラダが
「こんな風にされると心地いい」という
声(=感覚)に耳を傾けつつ、
いい感じをみつけていってください。

この、ゆるむ、という感覚は、
最初はなかなか分かりづらく、
「脱力って難しいなぁ」と感じるかもしれません。
それがコリなどを生む原因なんです。
自分で脱力するための方法が
いまイチ分からなくなってしまっている。。。

でも、誰かにカラダをゆだねて、
少しづつカラダが安心、安全を
感じると、不思議とゆるんでくるもの。
ほんの少しづつでいいのです。
今まで自分で自分を保つために頑張ってきたことを、
ちょっと他の人に肩代わりして、支えてもらう。
自分をゆだねて、まかせてみる。
そんな時間があることで、また自分であるカラダが
くっきり、はっきりしてくる。
それって、とってもいいと思いませんか。

誰かの助けを借りて、ゆるむ感覚を味わうことは、
とても大切な体験です。少しづつ、繰り返し行うことで
脳の反応が早く起きやすくなっていきます。
そうなるとしめたもの。
緊張をしそうになっても、
自分でゆるみを維持しやすくなる。
それこそが自然体なのでは、と私は思います。

自然体は、与えられるものではなく
自らで獲得していくもの。

重さにゆだねて、自然体の自分でいられるようになろう。

それが私が皆さんにおすすめしている
ロルフィングの考え方なのです。

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